所感雑感

くだらないひと。

議論の話

 ネットでの議論(口喧嘩?)を見ていると、誤った言葉遣いをした人に対して「正しくは〇〇だ。日本語勉強しろ」と煽り、さらに相手も「お前こそ日本語勉強しろ」みたいな煽りをする状況が多々見られる。
 こういった場面を見るたびに「言葉遣いってそんなに重要か?」と思う。もちろん真逆の意味で使っているんだとすれば訂正すべきかもしれないが、例えば「いう」を「ゆう」だとか「は」を「ゎ」だとか、そんなのどうでも良くね?となる。逆に言えば今まで議論していた内容はそういうショボい内容に負けるようなものだったということだ。

 そもそもネット上で「議論」を見たことがない。どれもこれも議論ではなく教育のしあいだ。「ぼくの考えを教えてあげよう。あわよくば、というか絶対にぼくの考えを取り入れてね。」と意気込んでいる。先生気取りだ。だから些細な言葉遣いの違いも指摘する。
 そんなこと無意味だと思わないか。どこの馬の骨かも分からないネット上の人間の「教育」なんかまともに受ける奴がいると思うか?いないよ。絶対にいない。それに議論の終着は1と0ではない。どこまでも連続量的。両者の中間点を求める行為が議論だ。どうか議論をして欲しい。こういう考えをみんなで共有すれば平和になると思うんだけどな。相手をボコボコにしたいアホは除いて。