所感雑感

くだらないひと。

AV出演強要に関する個人的見解の話

 大分久しいですね。このブログ自体、私のTwitterアカウント(晒す気はさらさらない)の質を上げるというとアレだがTwitterで書くほどのことでもないなと思うことを書く用として使っていたのだが、最近はそんなに思う所も少なくあったとしても140字程度で処理できたので使わなかったが、居ても立ってもいられないみたいな状態になったので読む人もいないだろうが書こうと思う。

http://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/boryoku/gijiroku/pdf/bo85-g.pdf (pdf注意)

 「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会」なるものがあって、第85回まで継続されていたなど全く知らなかったのだが、私の好きなアダルトビデオについてタラタラと話し合っているようなので私もタラタラと思ったことを書いていきたい。JKビジネスについては触れない。私はJKビジネスをあまりいい風には見ていない。これは「個人の性は自己完結であるべき」という個人的な考え方によるものだ。その考えも暇があったら触れたい。

 

 まず、出演強要について。これは確実にある。断言が出来る。AVが好きなら大概は知ってるであろう女優、「ほしのあすか」さんのブログ。恐らく読んだ方も複数おられると思う。私のような稚拙なブログにURLを貼るのも畏れ多いので読みたい方は調べていただけるとありがたい。

 この世には人体を「資本」としか捉えられない人間が一定数いて、それもまるで善人の顔をしたりして近付いて来る。これは何も性産業のみの問題でなくこの世の問題。より拡大した世界で考えなければいけない課題のよう思う。

 あと、これは憶測に過ぎないが、これもまた有名な女優だが(彼女がAV出演の過去をどう思っているのか分からないので名前は敢えて伏せさせて頂く。)、引退間近の頃はもうなんだか痩せ細った顔になっており痛ましくも見えた。大分精神的に来ていたのではないだろうか。この女優も強要されたのではと思っている。

 また最近、出演強要からマークスの社長が逮捕された。他の女優が「違う」と言っていたが、それは分からない話である。

 最近では「瀧本梨絵」さんという女優も話題になっている。「事前になんの打ち合わせもなく監督にハメ撮りされた」とか、「モザイクで隠してもらえると言っていた病院の周りの風景を隠してもらえなかった」などそういった内容である。ただ、これにもいくつかの解釈というか推理みたいなものがあって、真偽は分からないものである。どちらにせよ私は溜池なんたらが好きじゃあないんで女優側を信じるが。大体、監督自身が前に出てくる作品なんか何の気になってるのかと言った感じだ。何年やってるか知らんが違う人のだが「ザ・面接」とかも色々含めて前時代的だ。まぁいいや。

 女性対男性、被支配者(労働者)対支配者(社長もろもろ)となるとどうしても体格差や立場上前者が弱くなってしまう。「不景気になるときれいな女優が増える」なんて言葉をどこかで聞いたことがあるが、やはりどうしても女優は弱い立場なのだ。

 

 文章中にあった興味深い文は「AV自体が未だ名前のついていない 性暴力であり」という部分だ。なるほどと思う。「プロレス自体が未だ名前のついていない暴力であり」、「芸人のいじり自体が未だ名前のついていない言葉の暴力であり」のような物事の捉え方を変えさせる魔法の言葉である。もちろん、バッキーの「問答無用子宮破壊」や「水地獄」といった事件にもなった作品もある。こういった作品を擁護したいわけではない。というかしたくもない。そもそも以前書いたが私はMであり、責められたい側なのだ。まぁいいや。

 言いたいのは「AVはプロのものではないのか」ということだ。先ほど例に挙げたプロレスでは「バトルロワイヤル」という多人数で戦う形式がある。芸人のいじりも1人に対して多くの人がいじるケースはある。AVで言えば輪姦。これが現実世界で起きれば性暴力である。しかし、AV女優はプロの演者であり男優側も撮影側もプロである。通常の性暴力とは全く違うものであると考えていい。先のバッキー作品は撮影側がプロでなかったと言える。プロとはプロフェッショナルであり、これ以上やっては危ないという度やこれこれをやりたいという欲望を抑える自制心、体に直接何かをするものなら人体の構造など、様々な面を知り尽くしてこそ、その道の「プロ」となることが出来ると思う。

 

 次に、長い引用となるが「今、御存知のように、未婚率は上がり、さらに近年の調査などでは、男女交際率もどんどん 下がっておりますし、さらに交際意欲も失われています。つまり、配偶者もいないし、交際相 手もいないし、交際相手を持とうという意欲もなくした若者が大量に存在しているということ が、このような産業が発展する下地になっているのではないか。どちらが原因でどちらが結果 ということは調査からはわかりませんが、下地になっていると私は思っております。」という部分。この人の性欲の捉え方、パートナー観というのがどのようなものなのか存じ上げないが、「思う」で理論展開していく危うさを指摘したい。とは言っても私も「思う」で理論展開している。私との差異はどこにあるか。それは、私は一個人のブログ。この山田昌弘さんは「内閣府男女共同参画局」という言わば国の1つの機関の中にある調査会でこのような発言をしているということだ。この「思う」で新しい規制が出来る可能性だってある。そんな恐ろしさを感じずにポンポンこんなことを言ってるんだとしたら自省した方がいいと思う。どんな偉い教授か知らないが。

 

 最後に引退したAV女優の画像、動画が残り続けてしまうという問題。これは深刻な問題だと思う。特に強要されたような方だとAV出演というのはマイナスイメージしかないだろうし、そういったものが残ると精神的な苦痛を受ける可能性がある。また、AVに対して偏った見方をする人間のせいで就職が不利となったり迫害を受けたりするかもしれない。これは難しい問題でネット時代だからこその問題とも言える。例えばDMMから完璧に商品を消したとしてもネットには様々な個人ブログがあって顔写真などは残るし、DVD所有者によってビデオが違法アップロードされるかもしれない。これはもう人側の改革しかないのではないかと思う。作る側は洗脳のようなことをして出演させることをやめ、その他はAVに対しての偏見をなくす。これしかないように思う。いくらでも出てくるものを止めることなど出来るわけがない。

 

 AVがなくなってはいけないと私は思う。だからと言って洗脳のような手法を使って出演させるのはおかしい。古い考え方の事務所やメーカー、監督にはさっさと去って欲しいものである。全員捕まんねぇかな。まぁいいや。あと、取り留めのない辿々しい文になってしまった。まぁいいや。