所感雑感

くだらないひと。

ジャンクカメラの話

 ハードオフに行っては「これいいな、あれいいな」と思いながら商品を見て回るのだが、今日、ついに商品を買った。

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ミノルタ X-7

 あと、ロッコールの50mm f1.7のレンズ、両方ジャンクだが合計で1080円。ボタン電池とフィルムの合計の方が高いのではというレベルだった。

 ボタン電池を入れてみると露出不足を警告する「ピーピー」という音が鳴ったので中は壊れていないようだ。

 ただ問題があり...

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 このようにプリズムが腐食している。調べれば分かるがX-7では結構あることのようだ。精神衛生上あまりよろしくない見た目をしているがレストアなんて出来るほど器用でもないし、視野全体が覆われているわけでもないのでこれで行きたいと思う。あとはレンズがどれだけ汚くなっているかかなぁ。あと、めちゃくちゃハードオフの独特な臭いがするのでファインダーを覗き込むのがとても辛い。

 

 という感じでフィルムカメラを買った。次の土曜日に持って出かけるつもりではあるので現像したら載せていきたい。

一宮めぐり 2社目

 武蔵国の一宮といえば氷川神社なのだが、その氷川神社は昔、「氷川三社」という3つの神社をあわせて「氷川神社」と呼ばれていたという。その氷川三社を徒歩で参った。ただ、その内の1つの中山神社(中氷川神社)は全国一の宮会に入っておらず、御朱印にも「一宮」の字はなかったのでやる気があれば書くこととする。

 

 まず1社目は氷川女體神社。氷川信仰というのは須佐之男命に対する信仰なのだが、氷川女體神社が祀っているのは須佐之男命の嫁、櫛名田比売である。「女體」とあるから非常に分かりやすい。

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 徒歩で疲れていたのか写真がこれぐらいしかない。神額には「武蔵国一宮」とある。桜の季節ということもあってか参拝者もそれなりにいた。賽銭箱にある神紋は氷川神社と同じものである。「八雲立つ...」から来る八雲の紋だろう。

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 氷川女體神社から400mほど歩いた所にあったのがこの鳥居。一の鳥居なのかなんなのかよく分からないが鳥居がある。江戸時代に建てられたものらしく古くから信仰の対象になっていたことが分かる。

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 頂いた御朱印神職の方が常駐されている神社ではないようで、既に書かれている御朱印に日付を社務所にいたおばあさんが書き足すという形であった。

 

 思いつきでブログに書き起こしているので写真が少ない...次からもっと撮っておこう...

一宮めぐり 1社目

 太多線名松線乗りつぶした翌日、尾張国の一宮、真清田神社へ参った。

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 真清田神社の旧社格国幣中社。「一宮」の名に恥じない堂々とした神門である。

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 社殿は非常に特異な形をしている。「尾張造」という尾張独特の神社建築だという。

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 こういう変わった形の神社は歴史を感じられて良い。この後、熱田神宮にも参ったのだが案内板を読んだところ熱田神宮も明治の遷宮まではこの尾張造だったという。現在は神明造である。それを良いとも悪いとも言わないが...

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 本殿は流造。祭神は天火明命古事記を斜め読みした私だが聴いたことのない名前だったので調べてみると日本書紀に出てくる神のようだ。神社にあった説明には産業、開拓の神とあった。

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 神紋。

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 頂いた御朱印。一瞬「三宮?」と思ったが「一之宮」ですね。

 

 一宮。重みを感じられて良い。これ以降も何社か参ったのでやる気があれば続けて行きたい。

JR東海を完乗した話

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 一ヶ月ぐらい前にJR東海を完乗した。まぁJR東海なんか2000kmないぐらいのやろうと思えば多分3日ぐらいで完乗出来そうなところなんですけどね。

 最後に残ったのは太多線と昨年復旧した名松線太多線にも乗っていたがSDカードを忘れていたので写真撮れず1枚目は松阪駅

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 何かデパートがあるわけでもないので民衆駅というわけではないだろうが同じような空気感のあるいい駅舎である。

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 完乗の瞬間を迎える列車はキハ11となった。初めて見た時は「なんて不格好な」と思ったものだが見慣れてくると愛らしい車両である。JR東海の合理主義的顔面(313顔)から離れた所にいる車両は愛くるしい。いや、個人的にはああいった同じ顔の車両ばかり作ることこそ国鉄イズムだと思ってますよ。国鉄のフォントを継承しているのはJR東海ですしね。

 松坂を発車してからの車窓は、こう言ってはアレだが日本のどこでも見られるようなのどかな、田んぼと標高100m前後の緑の山々というザ・田舎な風景。普通に好きですけどね。

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 列車は途中駅、復旧前は終着駅だった家城駅で列車交換のために10分程度停車。暇なのでプラプラ駅舎を見て回る。

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 いい具合の駅舎である。100%古いわけでもなく新しいわけでもない。文化財を守ることはいいことだが「保存」という嫌らしさを感じることがある。生活感も残された駅舎としての駅舎という感じだ。日本語下手だな...

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 途中駅で唯一みどりの窓口(JR全線きっぷうりば)がある。ただ列車交換中は駅員が席を離すため窓口が閉鎖される。駅員が何をしているかというと...

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 通票の交換である。写真がめっちゃブレてるのが本当に悲しい。家城から伊勢奥津の間がスタフ閉塞となる。通票の持っている列車だけ運行することができるかなり原始的な閉塞方式である。

 家城からの車窓は今までのものとは全く違う。渓谷の様相を呈する雲出川に沿って山がちな場所をグングンと登っていく。家城駅の標高が70mなのに対し伊勢奥津駅の標高が270mなのだから結構な登り具合である。

 また、現在は津市となってしまったが昔は「美杉村」という場所だっただけあって杉が多く生えている。ここらへんに「比津」や「奥津」のような「津」のつく地名が多いのも杉を舟で運んでいて、ここらへんは谷口集落として発展した...みたいなことを予想したが、「国鉄全駅ルーツ大辞典」を見たところ「奥津」は山間部の上流部では普通の地名、「比津」は「奥津」に対する「辺津(へつ)」の音が転じたものか?ということだった。

 伊勢八知駅を越えると集落らしい集落もなくなり山の中を川に沿って登るだけとなる。その区間も終わり街の雰囲気が出始め国道に沿うと終着駅、伊勢奥津駅に到着する。

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 新しい見た目だが運休前にはもう出来ていたらしくしっかりと維持されているんだなと感じさせる。

 

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 時間に余裕があったので近くにあった八幡神社にお参りした。奥の本殿が江戸時代とかのものらしく県の文化財に指定されていた。誰もおらず静かな個人的には好きな雰囲気の神社だった。

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 まだ時間があったのでグルっと回って西側から駅舎を見る。西の端には給水塔が残っている。1963年7月の時刻表を見ると1日2往復蒸気機関車の運用があったようだ。貨物の取扱があったことから見て恐らく混合列車だったのだろう。

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 名松線の列車は今日も伊勢奥津駅で「名」に向かって尾灯を点けている。今となっては名張行のバスも早朝のみとなっており完璧な終着駅となっている。

 帰りも同じ列車に乗り松阪駅へと帰った。

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 完乗記念に松阪駅の入場券を購入。頼んでスタンパーと無効印を捺して頂いた...

 

 

 JRだけでなく自治体も一体となって復旧へと至った名松線。廃止が決定した三江線。廃止協議中のJR北海道の複数の路線。鉄道という交通機関の必要性が問われる時代に入ってきているのだろうか...

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謝恩フリーきっぷの話

 今月でJR発足30周年ということもあり今、国鉄最後の時刻表とJR最初の時刻表の復刻版が書店で売られている。衝動的の2冊とも買ってしまったのだが結構面白い。

 国鉄最後の日と言えば有名なのが「謝恩フリーきっぷ」である。時刻表に効力について書かれていたので引用する。

効力

有効日は、 3月31日の1日限りです。この日のうちなら、新幹線・特急・急行・普通列車、連絡船のどれにも乗れます。(ただし、普通車の自由席に限られていますが・・・・・・)

※3月31日から4月1日にまたがって運転される列車にお乗りになった場合は、その列車が終着駅に着くまで有効です。

  どう乗ろうかなんて考えながら時刻表を見ているとわくわくしてくる。例えば東京から稚内までも行くことが出来る。

 

東京 5:38-(京浜東北線)-5:45 上野 6:00-(やまびこ31号 盛岡行)-9:21 盛岡 9:31-(L特急はつかり3号 青森行)-11:57 青森 12:10-(青函連絡船3便 函館行)-16:05 函館 17:12-(特急北斗13号 札幌行)-21:11 札幌 21:50-(急行利尻 稚内行)-6:00稚内

 

 国鉄の時に出発してJRの時に着くということになる。ロマンだ...

 しかし、時刻表を見ていて思うのは座席のある夜行列車の少なさだ。もっと夜行の普通列車とか急行とかあるイメージだったが...

 

 JR東日本は13000円で「JR東日本30周年記念パス」を売るそうだ。はっきり言って微妙な切符だ。20周年の時みたいに18きっぷ割引とか、全社で連携できないなら北東パス割引とか色々出来そうなもんだが...記念用に買いたいとは思う。流石にJR東日本全駅の入場券は買う気にならないし、そもそもそんな金ないので...

旅客営業規則70条と払い戻しの話

 以前、東海駅から代々木駅までの乗車券を「常磐・武蔵野・総武・東海道・山手1・中央東・篠ノ井信越3・北陸新・高崎・東北・総武2・中央東」という経路で発券し、途中の高尾駅で払い戻しをした。

 なんとなく軽い気持ちで払い戻しをしたが、結構な厄介案件であったなと思う。まず頭に過ぎったのは大都市近郊区間だが、それはあくまで「経路選択」の話であり「運賃計算」の話ではないのでスルーした。1番悩ましいのは旅客営業規則70条である。ここで旅客営業取扱基準規程109条を引用する。

 (特定区間を再び経由する場合の普通旅客運賃の計算方)

第109条 規則第69条及び同第70条に規定する区間の一方の経路を通過した後、再び同区間内の他の経路を乗車する場合の普通旅客運賃は、旅客の実際に乗車する経路の営業キロ又は運賃計算キロによつて計算することができる。

 ちなみに「できる」であるため特に差し支えない場合であれば最短経路で計算するはずである。ただ、今回の案件は70条区間を1度通過し、その後また戻ってくる経路で、最短経路で計算すると経路が重複してしまうため、実際の乗車経路によって運賃が計算されている。

 次に使用開始後の払い戻しの規程である旅客営業規則第274条を引用する。

 (旅行開始後又は使用開始後の旅客運賃の払いもどし)

第274条 旅客は、普通乗車券を使用して旅行を開始した後、旅行を中止した場合は、その乗車券が、有効期間内であって、かつ、その乗車しない区間営業キロが、100キロメートルを超えるとき(乗車変更の取扱いをしたため100キロメートルを超える場合を除く。)に限って、これをその旅行を中止した駅に差し出し、既に支払った旅客運賃から既に乗車した区間の普通旅客運賃(当該乗車券が往復割引普通乗車券以外の割引乗車券で、旅行を中止しても既に乗車した区間だけでその割引条件を満たすときは、割引普通旅客運賃)を差し引いた残額の払いもどしを請求することができる。この場合、旅客は、手数料として、乗車券1枚につき220円を支払うものとする。

  高尾駅で旅行を中止したため、残りのキロ数は473.3kmとバンバンで残っており、また学割を適用した乗車券だったので、元の乗車券の値段から東海駅から高尾駅までの学割が適用された普通旅客運賃プラス220円が引かれた額が戻ってくると分かる。

 ここで問題となるのは東海駅から高尾駅までの普通旅客運賃が70条区間最短経路で計算した運賃なのか、それとも券面通りの運賃なのかということだ。どちらも同じ値段なら素晴らしいのだが、最短経路で計算した場合、194.2kmで学割適用し2680円、券面通り計算した場合、204.4kmで学割適用し2930円と異なった運賃となってしまう。

 私の見解と実際の駅での対応、どちらを先に書くか悩むが駅での対応を先に書きたいと思う。駅では後者、つまり券面通りの運賃計差の方が採られた。私自身、最高の責任者はその場で対応してくださった駅員の方であるという認識を持っているため納得はしたのだが、一応個人的見解を載せる。

 結論からすると私は前者、最短経路で計算するものだと考える。70条の条文を引用する。

第70条 第67条の規定にかかわらず、旅客が次に掲げる図の太線区間を通過する場合の普通旅客運賃・料金は太線区間内の最も短い営業キロによって計算する。この場合、太線内は、経路の指定を行わない。

  規則第274条には「既に乗車した区間の普通旅客運賃」と書かれており、これはこの場合、東海駅から高尾駅までの普通旅客運賃となる。そしてこの経路は70条区間を通過している。その場合の普通旅客運賃は規則70条に規定されているように最も短い営業キロによって計算する。故に前者かなぁと思うのだが何か自信を持って言っている訳ではない。自身がないので旅客営業取扱基準規程5条という個人的に好きな決まりを引用する。

 (規定の解釈又は適用について疑いのある場合の処理方)

第5条 旅客の取扱上適用する規程について疑いを生じたときは、旅客の利益となるように解釈し、又は利益となる規則を適用したのち、その詳細を支社長に報告しなければならない。ただし、急速な処理を必要としない場合は、支社長の指示を受けなければならない。

 駅名を出すのは如何なものかと思ったが、別にこれは「こんな対応されましたムキーッ!」ってものでなく、高尚(?)な規則の議論であると考えているし、そもそもこんなブログ誰も見ない。こんな面倒臭いものにも真っ向から真摯に対応して頂いた高尾駅には感謝に堪えない。JR東日本にメールを送るのも何か厄介だし、まぁいっかという感じである。もし、これを読んで「どうなんだ」とか「こいつは何を言ってるんだ」とか「規則って面白いな」とか思って頂けると嬉しい。

AV出演強要に関する個人的見解の話

 大分久しいですね。このブログ自体、私のTwitterアカウント(晒す気はさらさらない)の質を上げるというとアレだがTwitterで書くほどのことでもないなと思うことを書く用として使っていたのだが、最近はそんなに思う所も少なくあったとしても140字程度で処理できたので使わなかったが、居ても立ってもいられないみたいな状態になったので読む人もいないだろうが書こうと思う。

http://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/boryoku/gijiroku/pdf/bo85-g.pdf (pdf注意)

 「男女共同参画会議 女性に対する暴力に関する専門調査会」なるものがあって、第85回まで継続されていたなど全く知らなかったのだが、私の好きなアダルトビデオについてタラタラと話し合っているようなので私もタラタラと思ったことを書いていきたい。JKビジネスについては触れない。私はJKビジネスをあまりいい風には見ていない。これは「個人の性は自己完結であるべき」という個人的な考え方によるものだ。その考えも暇があったら触れたい。

 

 まず、出演強要について。これは確実にある。断言が出来る。AVが好きなら大概は知ってるであろう女優、「ほしのあすか」さんのブログ。恐らく読んだ方も複数おられると思う。私のような稚拙なブログにURLを貼るのも畏れ多いので読みたい方は調べていただけるとありがたい。

 この世には人体を「資本」としか捉えられない人間が一定数いて、それもまるで善人の顔をしたりして近付いて来る。これは何も性産業のみの問題でなくこの世の問題。より拡大した世界で考えなければいけない課題のよう思う。

 あと、これは憶測に過ぎないが、これもまた有名な女優だが(彼女がAV出演の過去をどう思っているのか分からないので名前は敢えて伏せさせて頂く。)、引退間近の頃はもうなんだか痩せ細った顔になっており痛ましくも見えた。大分精神的に来ていたのではないだろうか。この女優も強要されたのではと思っている。

 また最近、出演強要からマークスの社長が逮捕された。他の女優が「違う」と言っていたが、それは分からない話である。

 最近では「瀧本梨絵」さんという女優も話題になっている。「事前になんの打ち合わせもなく監督にハメ撮りされた」とか、「モザイクで隠してもらえると言っていた病院の周りの風景を隠してもらえなかった」などそういった内容である。ただ、これにもいくつかの解釈というか推理みたいなものがあって、真偽は分からないものである。どちらにせよ私は溜池なんたらが好きじゃあないんで女優側を信じるが。大体、監督自身が前に出てくる作品なんか何の気になってるのかと言った感じだ。何年やってるか知らんが違う人のだが「ザ・面接」とかも色々含めて前時代的だ。まぁいいや。

 女性対男性、被支配者(労働者)対支配者(社長もろもろ)となるとどうしても体格差や立場上前者が弱くなってしまう。「不景気になるときれいな女優が増える」なんて言葉をどこかで聞いたことがあるが、やはりどうしても女優は弱い立場なのだ。

 

 文章中にあった興味深い文は「AV自体が未だ名前のついていない 性暴力であり」という部分だ。なるほどと思う。「プロレス自体が未だ名前のついていない暴力であり」、「芸人のいじり自体が未だ名前のついていない言葉の暴力であり」のような物事の捉え方を変えさせる魔法の言葉である。もちろん、バッキーの「問答無用子宮破壊」や「水地獄」といった事件にもなった作品もある。こういった作品を擁護したいわけではない。というかしたくもない。そもそも以前書いたが私はMであり、責められたい側なのだ。まぁいいや。

 言いたいのは「AVはプロのものではないのか」ということだ。先ほど例に挙げたプロレスでは「バトルロワイヤル」という多人数で戦う形式がある。芸人のいじりも1人に対して多くの人がいじるケースはある。AVで言えば輪姦。これが現実世界で起きれば性暴力である。しかし、AV女優はプロの演者であり男優側も撮影側もプロである。通常の性暴力とは全く違うものであると考えていい。先のバッキー作品は撮影側がプロでなかったと言える。プロとはプロフェッショナルであり、これ以上やっては危ないという度やこれこれをやりたいという欲望を抑える自制心、体に直接何かをするものなら人体の構造など、様々な面を知り尽くしてこそ、その道の「プロ」となることが出来ると思う。

 

 次に、長い引用となるが「今、御存知のように、未婚率は上がり、さらに近年の調査などでは、男女交際率もどんどん 下がっておりますし、さらに交際意欲も失われています。つまり、配偶者もいないし、交際相 手もいないし、交際相手を持とうという意欲もなくした若者が大量に存在しているということ が、このような産業が発展する下地になっているのではないか。どちらが原因でどちらが結果 ということは調査からはわかりませんが、下地になっていると私は思っております。」という部分。この人の性欲の捉え方、パートナー観というのがどのようなものなのか存じ上げないが、「思う」で理論展開していく危うさを指摘したい。とは言っても私も「思う」で理論展開している。私との差異はどこにあるか。それは、私は一個人のブログ。この山田昌弘さんは「内閣府男女共同参画局」という言わば国の1つの機関の中にある調査会でこのような発言をしているということだ。この「思う」で新しい規制が出来る可能性だってある。そんな恐ろしさを感じずにポンポンこんなことを言ってるんだとしたら自省した方がいいと思う。どんな偉い教授か知らないが。

 

 最後に引退したAV女優の画像、動画が残り続けてしまうという問題。これは深刻な問題だと思う。特に強要されたような方だとAV出演というのはマイナスイメージしかないだろうし、そういったものが残ると精神的な苦痛を受ける可能性がある。また、AVに対して偏った見方をする人間のせいで就職が不利となったり迫害を受けたりするかもしれない。これは難しい問題でネット時代だからこその問題とも言える。例えばDMMから完璧に商品を消したとしてもネットには様々な個人ブログがあって顔写真などは残るし、DVD所有者によってビデオが違法アップロードされるかもしれない。これはもう人側の改革しかないのではないかと思う。作る側は洗脳のようなことをして出演させることをやめ、その他はAVに対しての偏見をなくす。これしかないように思う。いくらでも出てくるものを止めることなど出来るわけがない。

 

 AVがなくなってはいけないと私は思う。だからと言って洗脳のような手法を使って出演させるのはおかしい。古い考え方の事務所やメーカー、監督にはさっさと去って欲しいものである。全員捕まんねぇかな。まぁいいや。あと、取り留めのない辿々しい文になってしまった。まぁいいや。